いじめの政治学
新聞の読書の面を見ていて、印象に残った記事があったので、抜粋してみました。


中井久夫集6 1996-1998 「いじめの政治学」

《いじめが権力に関係しているからには、必ず政治学がある。
子どもにおけるいじめの政治学はなかなか精巧であって、
子どもが政治的存在であるという面を持つことを教えてくれる》

いじめはたんに「いじめる」ことではなく、人を全面的に「隷従化」するものである。
それはつぎのような過程を通して実現される。
第一に、いじめられる者の「孤立化」である。
第二に、孤立した者をいっそう「無力化」する段階がある。
この時期にはしばしば暴力がふるわれる。
第三の段階は、いじめが第三者には見えなくなっていく「透明化」である。
被害者は無理難題を押し付けられるが、孤立無援となって、
反撃・脱出することもしなくなる。
そして、自ら加害者側の末席に加わったりもする。
また、この段階では、金銭の搾取がある。
以上のような過程は、第三者には観察できない。
いじめがあったことが判明するのは、被害者が自殺するときである。
そして、ほとんどの場合、親も教師も驚くだけである。
むろん、いじめから解放された者にもPTSDが残る。



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